ひこひこ日記

思いつくままにおおしろいことを書き込みます。

遺伝子・DNA解読すごい。犯罪者抑制にも大きく貢献するのでは?

5/5の総合テレビ、タモリ × 山中伸弥教授のシリーズ「人体」で

遺伝子・DNA解読についてやってた。

 

今まで人間のDNAで解析可能なのは2%で、残りの98%はゴミDNA(ジャンクDNAとも)と呼ばれており、意味のない遺伝子とされていた。

しかし、中国のある研究者がその98%の遺伝子には、そのヒトの体の形や大きさ、病気への免疫の有無、特殊な能力が具体的にわかる情報があることを発見した。

 

例えば、カフェインの分解能力のレベルも調べることができるみたいで、テレビで石原さとみの分解能力は「中間」なんて結果が出て、驚かせてました。

 

DNA検査には、いろいろ種類があって費用が1~何十万円と様々なものがあるらしい。何年か前に遺伝子検査ブームみたいなものが起きたけど、僕も検査してみたくなった。これをすれば、趣味や就職でのある種の判断材料にもなるかもしれないし、適材適所につきやすくなるなるのでは!

 

事件や犯罪防止に繋がるのでは?

 

それよりも、いろんなメディアで、犯罪や猟奇殺人事件、幼児虐待、いじめ、モラハラパワハラ、DV、ブラック企業、恐怖政治、過激派集団・・・といった酷い事件がクローズアップされているけど、これらの悪い人達のもつ遺伝子も解析することで、事件の未然防止に大きく繋がるかもしれないと思う。

とはいっても、遺伝子情報は「最重要プライバシー」と言われているから、勝手に調べることはできないけど、それならば、幼少期より何らかの事件を起こした人のDNAを解析しておくのはどうかと思う。

 

メジャーな言葉で、サイコパス・ソシオパスって最近よく聞くけど、正確には「反社会性パーソナリティ障害」といわれていて、共感性の欠如(人の気持ちを理解できない)、驚く程に無責任、過剰な自己の誇示・称賛欲求が主な特徴と言われている。

 

反社会性パーソナリティ(サイコパス)の特徴は、

 

・人や動物への攻撃や虐待

・所有物の破壊・虚偽または窃盗

・重大な規則違反

・自分の行為を償ったり、行動を改めたりする発想を持たない

・自説に固執し、自信過剰傾向

・他者を非難し、自己誇示

・過剰な称賛欲求

・虚言を繰り返す

・口達者、優れた演説能力

・魅力的な振る舞い、表面的な魅力を示す

・性的な関係において無責任で、浮気・不倫を繰り返す

・自分の利益・快楽・権力のために、人を欺き操作する

・恐怖感の欠如

・ある欲求を前にしての頭脳の良さ

 

などが多くみられるようです。

 

自分の学生時代、バイト先、仕事先、今の環境を思い返してみて、この傾向に多く当てはまる人が何人か浮かび上がるけど、その人の周りはいつも驚くほど被害を受けていたし、実際に僕もかなり怖い思いや嫌な思いをした。でも、表面上は良い人で通っていて、大衆を欺くことに長けていた。特に、僕の関わった人はみんな動物虐待をしたことがあり、警察にも捕まることがあった記憶がある。また、家庭内で虐待を受けていたか、甘やかされ怒られたことのない環境で育つかのどちらかの環境パターンだった。この先こういった人に出会っても、できるだけ関わらずにいこう。

 

反社会性パーソナリティの原因としては大きく分けて、

 

前頭前野皮質眼窩部と側頭葉前部、扁桃体の異常なほどの機能低下

・いくつかの遺伝子のハイリスクな変異体(遺伝率81%)

・幼少期早期の精神的、身体的、あるいは性的虐待

 

とある。

 

遺伝率81%って異常に高い数値だと思う。

アメリカでは、25人に1人がサイコパスの要素をもつと言われており、米国内の刑務所の70%以上がサイコパス的要素を持つとあります。

 

有名な人物で挙げると、

 

ヒットラーナチスドイツ総統)

ポルポトカンボジア ポルポト政権)

ドナルド・トランプ(米国大統領)

織田信長(安土・桃山時代の武将)

麻原彰晃オウム真理教教祖、地下鉄サリン事件実行集団)

 

人への共感性欠如により、人と違った意見を持ち、罪悪感を持たずに残酷な決断でも下せるという点で組織のトップに上り詰めることができるようです。

一般的には、残虐な事件や通り魔殺人、幼児虐待などの多くの原因となっているようです。

 

反社会性パーソナリティ障害のほかにも、自己愛性パーソナリティ障害があり、パワハラモラハラやいじめ、他者の人格否定を実行してしまうようです。併発型といわれ、いくつかの症状が組み合わさることで、恐ろしい事件の元になるようです。

 

僕の参考とした本は、これらです。

 

現に職場や友人周り、または恋人や家族でそういった状況にある方は、ぜひ読んでみてほしいと思います。

サイコパス (文春新書)

サイコパス (文春新書)

 

 パーソナリティ要素を持つ人の見分け方、対処法、更には、もし自分がそうであった場合の改善方法まで書かれて、ここまで文献や国内外の研究論文を基に執筆されたようです。

 

良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖

良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖

 
文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

 
文庫 他人を支配したがる人たち (草思社文庫)

文庫 他人を支配したがる人たち (草思社文庫)

 

 

ほかにも、メンタリストDaigoさんや勝間和代さんがこういた内容に少し触れた本もあり、読んだことがあります。日本では、まだ問題視されることが少ないようですが、少しづつ関連する本が増えていくと思います。

  

もはや個性では済まされないと思うし、被害者やその遺族、組織や集団、社会にもダメージが大きすぎる。21世紀の重要課題だと思う。おもいやりやモラルの通った環境を作っていくのに、これらの解決は必要だ。